コールフローの設定手順に関して、下記前提条件に則ったコールフローの設定手順を例として紹介します。
実際にお客様の運用に沿ったコールフローを設定する際の参考としてご利用ください。

 

作成するコールフロー

【前提条件】
・営業時間は、祝日を除く平日(月~金)の9:00~17:00とする。
・12/28~1/4までを長期休暇とする。
・営業時間内は、IVRによってオペレーターに繋ぐかSMSを送信するか選択する。
・営業時間外は、時間外アナウンスを流して切断する。
・ユーザ(内線)、グループは予め作成されているものとする。
 ※未設定の場合はこちらをご確認ください。
 

コールフローを作成する場合は、各種設定(時間判定、アナウンス、スキル、SMS送信)を作成した上でコールフロー設定にてオブジェクトを配置し、各オブジェクトの設定にて事前に作成した設定を指定します。
設定順は問いませんが、下記手順では上図コールフローの左から順に作成していきます。

  1. 時間判定

    定期設定、臨時設定をそれぞれ作成します。

    定期設定

    今回は、定期設定を下記条件で設定します。

    定期設定名: 任意
    開始日時: 9:00~17:00
    営業日: 月、火、水、木、金
    非営業日: 土、日

    定期設定の設定方法はこちら

    臨時設定

    今回は、臨時設定を下記条件で設定します。

    臨時設定名: 任意
    [祝日取得]を押下し、日本の祝日を取得する。
    [追加]を押下し、追加されたレコードに対し以下設定を行う。
    開始日: 12/28
    開始時刻: 00:00
    終了日: 1/4
    終了時刻: 23:59

    臨時設定の設定方法はこちら

  2. アナウンス

    今回は7つのアナウンスを設定します。

    1. 番号選択アナウンス(IVRで利用)
    アナウンス例:
    「お電話ありがとうございます。株式会社コラボスでございます。
     オペレーターへお繋ぎする場合は[0]を、SMSをご希望の場合は[1]を押してください。」

    2. タイムアウトアナウンス(IVRで利用)
    アナウンス例:
    「入力が確認できませんでした。
     オペレーターへお繋ぎする場合は、[0]を、SMSをご希望の場合は[1]を押してください。」

    3. 入力誤りアナウンス(IVRで利用)
    アナウンス例:
    「入力が間違っています。
     オペレーターへお繋ぎする場合は、[0]を、SMSをご希望の場合は[1]を押してください。」

    4. 時間外アナウンス
    アナウンス例:
    「お電話ありがとうございます。株式会社コラボスでございます。
     誠に恐れ入りますが本日の営業は終了いたしました。
     当社の営業時間は祝日を除く月曜日から金曜日の午前9時〜午後5時でございます。
     またのお電話をお待ちしております。」

    5. 待ち呼アナウンス(スキルで利用)
    アナウンス例:
    「ただ今電話が混み合っております。
     恐れ入りますが、このままお待ちいただくか、しばらく経ってからおかけ直しください。」

    6. ウィスパリング(スキルで利用)
    アナウンス例:
    「〇〇商品に対する問い合わせです。」

    7. SMS送信不可アナウンス
    アナウンス例:
    「SMSを送信することができませんでした。
     SMSを送信するには 070、080、090から始まる日本国内の携帯電話番号からおかけ頂く必要がございます。
     再度、お客様のお電話番号をご確認ください。」

    アナウンスの設定方法はこちら

  3. スキル

    スキル→スキル割当の順で設定します。

    今回は、スキルを下記条件で設定します。

    スキル名: 任意
    着信方法: 全台同時鳴動
    タイムアウト時間: 60秒
    ウィスパリング: ②で設定したウィスパリングアナウンス
    ウィスパリング開始までの待機秒数: 10秒
    最大通話待ち時間: 03分
    待ち呼アナウンス再生間隔: 01分
    待ち呼アナウンス: ②で設定した待ち呼アナウンス

    スキルの設定方法はこちら

     

    スキル割当にて対応するオペレーターを割り当てます。
    スキル割当の設定方法はこちら

  4. SMS送信

    SMS認証設定→SMS設定の順で設定します。

    SMS送信サービスから展開されている情報を入力してください。
    SMS認証設定の設定方法はこちら

     

    今回は、SMS設定を下記条件で設定します。

    SMS設定名: 任意
    送信内容: 任意
    認証情報: 上記で設定したSMS認証情報

    SMS設定の設定方法はこちら

  5. コールフロー

    ④まで設定が完了しましたら、コールフローで各オブジェクトを配置及び①~④の手順にて作成した設定を各オブジェクトで指定し、希望するフローになるようオブジェクト間を繋げます。
    コールフローの設定方法はこちら

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